SAPIXに入塾を考えている生徒の指導を行いました。結果的には大成功で、入塾が許可された上、最上位のクラスから始めることになりました。
SAPIXの入塾テストはなかなか大変で、都内でもベイタウン近辺でも、よくご相談を受けます。小学1年生くらいから入塾すればほとんど選抜もないようですが、ある程度の学年になると、入塾するだけでも狭き門になります。
今回は7月に「どうしても中学受験したい・させたいと考えているわけではないけれど、勉強に向いているかどうか、塾に通うべきかどうか、塾に行くのであればどこが良いのかも含めて判断してもらいたい」というような内容のご相談を頂きました。
体験授業で最初に伺った時に、その時期の塾で解いている教材を持参して、一緒に勉強してみました。もちろん単純に知らない知識はあったのですが、学校で習っているものや思考力問題はスラスラ解けたので、すぐにSAPIXを勧めました。僕自身SAPIXの生徒を教える機会が多いですし、単純に進学実績を見れば、ベイタウンで優秀な生徒が通う塾としては、SAPIXが第一候補に挙がると思っています。
ご両親はお子様がどのレベルにいるのか分かりにくいかもしれません。まだ塾に通ったことがなければ、偏差値のようなものも出ていません。「勉強の才能があるのか」「塾でやっていけるのか」「お金をかけて中学受験をする価値があるのか」と悩んでしまうと思います。今回は生徒がとても優秀だったので、迷わず塾に行った方が良いとお勧めしました。
SAPIXに入ると決めた後は、僕がこれまでに指導した生徒からもらったSAPIXの入室テストの過去問などで、入室テストの対策をしました。サピックスの入室テストは大体半分くらい得点できれば合格できると思います。学年やその年の募集人数や平均点などにもよるので確実ではないですが、目安として半分を目指して勉強すれば良いと思います。
算数は『塾では習っているけれど、まだ学校では習っていない』内容があったので、それをご家庭で対策していただきました。また思考力問題に関してはSAPIXが出版している問題集を購入して頂き、解いてもらいました。僕とは入室テストの過去問対策をしましたが、9月の入室テストはすぐに解いてしまったので、少し難しめになりますが、10月・11月・12月・1月などのSAPIXのテストを解きました。
国語は算数に比べて苦手意識があったようですし、まとまった記述対策ができていないようでした。期間が短かったので基本的な内容しかできませんでしたが、「心情を答える問題」は「気持ちを表す言葉で終わること、そうした気持ちになった原因を書くこと」、「原因を聞く問題」は「〜からで終わること」などを徹底しました。また生徒のレベルに合わせて複数の問題集を購入してもらい、家庭学習で解いてもらいました。
冒頭に書いたように、結果は大成功でした。今後は塾のカリキュラムに合わせて、遅れないようについていくことが大切になります。
今回の生徒はSAPIXをお勧めしましたが、早稲アカや市進の方が向いている生徒もいます。志望校や性格にもよります。
小学校低学年〜5年生くらいまでの間に、ぼんやりと「中学受験どうしようか」と考えてらっしゃるご家庭は多いと思います。ベイタウンは中学受験の経験のないご両親がかなりいらっしゃいます。ママ友などからの情報だけではなかなか一歩を踏み出せないと思います。そうした場合、一度ご連絡ください。生徒の適性を見て、塾を勧めたり、入塾の対策、勉強のフォローなどできると思います。