2020年の受験報告①

今年は小学5年生の指導が多く、受験生が少なめでした。その分、来年は中学受験だけで4人が確定しているので、大変な年になりそうです。

今年の千葉の受験としては、市川・秀英の指導をしました。受験直前の過去問対策という形で、それほど期間は長くなかったのですが、1月の学校を休んでいる期間は週3ほどで指導をしました。

この生徒(Aさんとします)は千葉以外の学校は考えておらず、早い段階からバリバリ受験勉強をしてきたというタイプではありませんでした。もともとご両親も中学受験をさせなくてもよいとのお考えだったようですが、6年生になって本人が受験してみたいと言い出したので(友人の影響から)、春から塾に入り、受験直前には僕に依頼を頂きました。

塾での勉強期間が短かったこともあり、偏差値はまったく足りていませんでしたが、Aさんは市川・秀英のどちらかに合格できなければ、公立中に行くと決めていました。

本当は遅くとも5年生の最初から塾に入り、志望校をある程度決めて、その偏差値まで持っていけるように長期的な視野で勉強すべきですし、偏差値を大幅に上回っている学校ばかりを目指すのは、生徒にとっても可哀想です。塾での6年生の平均偏差値と比べて、上は5くらいまで、偏差値より下の学校も同じくらいの数受けるというのが良いと思っています。しかし、ご両親や生徒本人にも譲れないランクというものがあるのも事実です。

Aさんは偏差値にして10くらい足りていませんでした。そういった場合、やはり過去問対策はとても大切です。というよりも、5年の内容からやり直している時間がないのは明らかなので、過去問をやりこむ以外は希望が見えません。「いずれにしてもチャレンジ校なんだから、できるだけ頑張ってどのような結果になっても後悔しないようにしよう」と決めて頑張りました。

赤本を一通りやった後は、古い過去問も入手してたくさん解きました。頻出分野で苦手なものは、塾のテキストに戻って指導しました。Aさんは塾のやり方に染まっていなかった分、吸収は早かったですし、こちらから言わなくても、自主的に苦手分野のノートを作ったりと、勉強に対して積極的な子でした。友人に触発させて、自分から勉強すると決めていた分、やらされているという感覚がなかったのが良かったのかもしれません。

第一志望の市川は残念ながら不合格だったのですが、昭和秀英は合格を頂きました。市川で失敗して本人は落ち込んでいたのですが、ご両親は「本人の希望通りの受験をし、できる限りのサポートをしたのだから、どのような結果になっても受け止めるしかない」と超然とされていました。

色々な要因と幸運も重なり、秀英に合格を頂けましたが、本来は勉強は長期的な視野で行うもので、中学に入ってもこの頑張りを継続しようね、という話をしてAさんの指導終了としました。

2021年度の中学受験に向けて、あるいは他学年の指導も現在受け付けています。今年は受験生が少なかったこともあり、指導終了の生徒が少なかったので、5,6月には指導枠が埋まる予定です。家庭教師の指導が気になる方は、無料の体験授業をしていますので、ぜひ試してみて下さい。

夏休み期間中の指導

今年は特にサピックスの生徒が多く、5年6年ともに複数人を指導しています。

夏休みはサマーサポート・サマーサピックスがどんどん配られて、定着する間も無く、次の授業がやってきますよね。疑問点があっても、それを解決している時間がなかなか取れず、そのままになっている生徒も多いと思います。

そうした生徒が多いこともあって、僕も臨時の授業が多くなっています。「分からないところが溜まってしまった」「宿題が終わらない」という生徒の所に、日々通っています。

僕自身の予定が空いていれば、直前のお申し込み・1時間の指導でもお受けしています。

info@baytown-tutor.comまでご連絡ください。

 

中学受験に追われていない生徒は、「夏休みの宿題を早めにしっかりやること」「毎日の勉強習慣を崩さないこと」。このために指導している感じです。

宿題は心を込めてやってこそ勉強になるものです。やっつけにならないよう夏休みの宿題をチェックしています。

毎日同じ時間に僕がお邪魔している生徒には、決まったスケジュールで勉強することで、生活習慣が崩れがちな夏休みのタイムスケジュールの中に、規律を与えられているのではないかと思います。

 

夏休みも終盤、お出かけなども終わったと思います。あとは学校の宿題と塾の勉強。「宿題は心を込めて!」「塾の勉強は曖昧な所を残さない!」を心がけていきましょう。